2012年6月24日日曜日

The Giver

The Giver (Lois Lowry) を読み終わりました。
(邦題 ザ・ギバー 記憶を伝える者、 または、 ギヴァー 記憶を注ぐ者 ロイス・ローリー)

けみーさんが、洋書を読む会の次回本の候補にあげていた本です。

未来(と思われる場所)で、Communityをつくって生活する人々。そこには、戦争もなく、恐れも痛みもほとんど存在しない。
主人公Jonasは12歳になったとき、次の Receiver として指名される。
現 Receiver (Giver)は、このcommunityで唯一、真実の記憶を持つ者。本当の痛み、喜び、そして愛を知る者。
Jonas は次期 Receiverとして、Giverから、あらゆる真実の記憶を受け取ることになる。


少しネタバレが入るので改行します。

読む予定があって気になる人は、ここまでにしてね。



The Giver (Lois Lowry)


どっかを旅行中のちょこさん
(懐かしいココネでのちょこさんでもみといてください。)





人間の生活から、争いが起こり得るあらゆるものを可能なかぎり取り除いて、人々を同一化した世界。この世界では、誰かが周りと違うという点を指摘することは、それが長所であれ短所であれできない。
人にプライベートな質問をすることはできない。職業を選ぶことはできない。家族を選択することはできない。

生まれたときから、死の間際までレールがまっすぐ敷かれていて、人々はそれに従うだけ。一見つまらなそうだが、選択の自由とひきかえに人々はあらゆる争いを避けることに成功している。

この世界はこの状態を発展した科学技術やコンピューターによる支配で維持しているわけではなく、Receiver という特殊な存在につごうの悪いことを押し付けることで成り立っている。この世界でReceiverになることは、とても名誉なことなのだが、JonasはだんだんとReceiverの存在やcommunityの在り方に疑問を持つようになっていく。


すんごいおもしろかったです。洋書を読む会の次回本には選ばれなさそうなんだけど、おすすめだよー。
難易度はどうだろー。文章はそんなでもないんだけど、単語が難しい!辞書必須です。読んでいる時間のほとんどは辞書をひいていた時間かもしれない。それでもその作業がたいして苦痛にならないくらいストーリーがおもしろい。

The Giver は、その年に最も優れた児童文学に与えられるニューベリー賞を受賞しています。他のニューベリー賞受賞作も気になるぜー。

あと、The Giver には、Gathering Blue (Readers Circle) と、 Messenger の2冊が続編として存在して、3冊でGiver三部作と呼ばれているようです。これも読んでみたいなあ。続編は邦訳ないから英語版を読むしかないよー。

4 件のコメント:

  1. ネタバレのとこ読んでないけど、すげーおもしろそうや!!
    こういう未来SF系はワクワクしますなぁ~。

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  2. でしょでしょー。
    おすすめだよ。読んで読んでーヽ( ・∀・)ノ

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  3. うん、これ面白そー。
    でも和訳をさっさと借りてしまいそうな気がする・・・

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  4. おもしろいぞーw
    あこさん英語で読めるじゃないかww

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